よくあるご質問

よくあるご質問

「かかりつけ薬局」とは?
処方せん薬をもらったり、薬や健康に関する相談が気軽にできる身近な薬局のことです。
調剤薬局では患者様ごとに「薬歴」を作り、体質やアレルギー、どんな薬をいつごろ使用したかなどの履歴を記録しています。
薬歴を管理することで、複数の医師から処方された薬を飲んでいる場合でも、同じ働きを持つ薬が重複して処方されていないか、副作用や併用している薬との相互作用はないか等がチェックできますので安心してお薬を服用・使用していただけます。
また、「処方薬」だけでなく市販薬との飲み合わせや、普段服用している健康食品、サプリメント類などとの飲み合わせについても確認ができるので、薬による事故を未然に防ぐことができます。
その為にはどの医療機関にかかっても1ヶ所の薬局で調剤を受けることが大切です。
自宅や勤務先の近隣などに、信頼のおける「かかりつけ薬局」を持ちましょう。
処方せんに有効期限はありますか?
処方せんの有効期限は発行日を含めて4日間です。
諸事情で薬局に行くことのできない方は、有効期限を指定してもらうことができますので医師にご相談ください。
また、処方せんを紛失してしまった場合は、再発行をしてもらう必要があります。受診した医療機関に紛失したことを伝えてください。
代理の者が処方せんを持って行っても調剤してもらえますか?
処方せんがあれば、ご本人以外の方でも調剤いたします。
お薬だけが欲しい場合、一度処方してもらったお薬なら、薬局に行くだけで調剤してもらえるのでしょうか?
薬剤師は、医師の診断の結果、症状に応じて出された処方せんに基づいて調剤をおこないますので、処方せんがなければ調剤することが出来ません。
その都度医師の診察を受けて、処方せんを出してもらう必要があります。
薬を飲む時間を教えてください。
食直前:食事のすぐ前に飲む。
食前:食事をする約30分前に飲む。薬は主に胃で溶けますが、胃の中に食物が入っていると吸収が悪くなる場合や、薬の作用発現を食後にしたい場合などに指示されます。
食後:食事をしてから約30分以内に飲む。胃の中に食べたものが残っているので、消化管への負担を減らします。
食直後:食事のすぐ後に飲む。
食間:食事と食事の間。食事をしてから2時間後が目安。食事により吸収が影響を受けやすい薬など
就寝前:寝る直前から1時間前に飲む。
頓服(とんぷく):必要に応じて飲む。飲む時間は決まっていません。また、症状が無くなれば飲む必要はありません。解熱・鎮痛剤などは、胃に負担がかかる場合がありますので、なるべく空腹を避けて飲むようにします。
●●時間毎:決められた(●●)時間の間隔ごとに飲む。薬の血中濃度を一定に維持するための飲み方です。
お薬が飲みにくいのですが、錠剤を砕いたり、カプセルをあけて飲んでもいいですか?
お薬の中には、
・薬の成分が徐々に放出され、効果が持続するように工夫してあるもの
・胃の中で溶けないで腸の中で溶けるように工夫してあるもの(腸溶錠)
・薬の成分が苦い、においが強い、吸湿性がある
などの理由で錠剤にコーティングがしてあるものがあります。
こういった薬を砕いたり、カプセルを開けてしまうと、薬の成分が一気に溶け出して効き過ぎたり、思わぬ副作用が出てしまう場合があります。また十分にお薬が効かなかったり、飲みにくくなったりすることもありますので、どうしても飲みにくい場合は、薬局へご相談ください。
薬の保存方法について教えて下さい。
高温・直射日光・湿気を避けて、乳幼児や小児の手の届かない所に保管して下さい。お薬は直射日光のような強い光を浴びたり、高温・多湿の場所だと変質しやすくなります。
また、お薬の種類によっては、冷所保存や暗所保存のものなど特殊な保管の仕方の薬もありますので、薬局でよく説明を聞くようにして下さい。
おくすり手帳は毎回持って行った方がいいですか?
お薬手帳とは、『いつ』『どこの病院から』『どのくらいの期間』『どのようなお薬が処方されているか』等を記録するためのものです。
複数の病院・薬局で薬をもらっている時は、薬の重複や危険な飲み合わせなどを避けることができますし、以前合わなかった薬やアレルギーを記録しておくと副作用の防止にも役立ちます。
毎回お持ち頂いて、すべての情報を一冊のお薬手帳にまとめることで、自分のお薬に関する情報を医師や薬剤師に簡単に知らせることができます。
どこの医療機関でももらうことができますので、お薬手帳はぜひお持ちになることをお勧めします。
ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは?
先発医薬品は新薬として販売されたお薬で、ジェネリック医薬品は新薬の特許が切れた後に販売される、同じ成分で同じ効果を持つお薬です。
このジェネリック医薬品は、開発期間が短く、開発コストも大幅に抑えられるため先発医薬品よりも価格が安く設定されます。
ただし、薬の種類によっては実際に窓口で支払う金額にほとんど差が無いものもあります。
また、特許の切れていない先発医薬品など、ジェネリック医薬品が存在しないお薬もあります。